2000年09月13日

小畑友紀 Vol.3／2000年9月13日

秋ですね。嬉しいですねー（と言っても、日本の他の地域ではまだ残暑のまっさかりかもしれないですが）。
夏の間は、「1年のうちで夏がいちばん好きだ」と思うのですけど、秋が来ると、「秋が一番好き」と思います。それで春が来たら、今度は「春が一番好き」と思うのですけど、冬が来ても「冬が一番好き」とは思わないですねー。
北海道に住んでいるせいか、たとえば春になると、新緑が美しくて、空気が優しくなって、咲き始めた花たちにウキウキして、「散歩に行かねばー!!」「春を満喫せねばー!!」と思ううちに夏になってしまいます。
夏は夏で「今年の夏は1回きりじゃー!!」と、わけのわからない事を言って、「遊ばねばー!!」「夏らしいことをしなければー!!」と浮き足たつわりに、夏をつかみそこなって（？）秋になってしまい、秋になると、またこれが、紅葉やらで毎日、木々の表情が変わってくるじゃないですか。その美しさといえば、「ちょっと待ったー!!」と一時停止をかけたいくらいなのに、すごいスピードで無情にも冬になってしまうんですね。
北海道は10月下旬はもう木の葉もほとんど落ちて冬です。んでもって、冬は「もういいよ」と思ってもまだ冬なのですね。いやになっちゃいます。

で、話は大きくそれましたが、秋は何が嬉しいかというと、果物がおいしいです。皆さんは果物の中で何が一番好きですか？わたしは「柿が一番好きです。」と、その昔友人に言ったら、「柿なんて、わざわざ名前をあげるほどの果物？」と言われました。そうなの？その友人は山口出身の人でしたけどね？
山口じゃ柿は、みかんやバナナと同列なんですか？というか、東京に住む友人にも、自宅の庭になる柿をいっぱいもらって、感動した私でしたが。
柿・柿・柿、秋、何が一番嬉しいかと言うと、それは柿が食べられることでした。