2012年09月13日
登田好美 Vol.10/2012年9月13日
今月26日、コミックス『49』を出していただけることになりました。
この『49』、とにかく人が多く画面の中にキャラが沢山居るというのは私には珍しいことで、描き慣れない小さな人物達に毎回手間取っておりました。主人公のクラスメート全員を出した最終話は、ある方の調べによると400人近く描かれていたとか(自分では未確認)。その殆どが黒髪なので画面は真っ黒。ベタをするのにアシスタントさんに大量のマスキングをお願いしたのですが、大変な思いをしていただいても剥がしてしまうもので、なんだか申し訳なかったです…。
でもおかげで1人1人、お話の中で1度も言葉を発しなかったキャラもイメージ通りに描けたと思います。
そして今回も多くの方にお世話になりました。
沢山の人に助けていただいて出来た『49』。
死んでいる人、生きている人…人に囲まれ関わり成長していく主人公の姿を、雑誌で読んだ方もそうでない方もぜひコミックスで見ていただけると嬉しいです。